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早春の林床~シーズン開幕まであと少し・・・
2012/03/26 Mon. 19:58 [フィールドワーク]

▲曇天と土筆
天気予報は昨日に続き日中晴天のはずが・・・昨日に続き今日も途中から小雨。風も強く最近やっと出始めたキタテハやルリタテハなんかも今日はまったく見当たらず、ちょっと期待してた越冬3種もこの風じゃ・・・。
途中サラサの湿地で一人落葉めくり(ヤゴ探し)をするも徐々に雨が鬱陶しいレベルに、、、
なので雨のしのげる林床に入りそろそろシーズンinしてそうなヤツらをさがしてみます。
まず幼虫の食草であるウマノスズクサ科のある植物がないかそれっぽい場所?を探してみると、

▲林床に入ると晴れた(・・;)まぁいい感じに撮影できたので文句はないが嫌がらせか・・・ww
すぐに発見(^^)v
(もちろんいつもこんな簡単に見つかるとは限らないのですが、)花(正確には萼筒と3枚の萼裂片)をつけたヒメカンアオイです。
カンアオイ(カントウカンアオイ)に比べると葉の先端があまり尖らず丸みを帯びてるのが特徴で、花もカンアオイの秋季とは違いちょうど今の時期、2~4月の早春に見られます。
ちょうど時期もベストだったのか、

どの株も凛とした花をつけており、結構な数が♪

▲密生地の一部
で、目的のヤツらとは当然ギフチョウのことで、ヒメカンアオイの葉の食べられた跡も結構あったので、他にカンアオイの仲間を食草にしている生物がいるかも知れませんが(苦笑)少し待ってみることに~~
ちなみに私は蝶屋じゃないのでギフチョウに関しては浅い知識しか持ち合わせておりませんww
・・・(30分経過)・・・
ま、産卵時期には早いしその時間帯自体知らないので当然の結果ですね(^^;)
今蛹だとしたら居るのは確か落葉の裏・・・少し探してみましたが「今日は落葉拾いばかりしているなぁ・・・成果無しの(T T)」と寒さと地道さと成果の無さ、あとギフチョウの蛹の姿を知らない事実に気づき!?早々と心が折れてギフチョウも今日は断念。
ま、も少ししたら成虫を撮りにきます(^^)
最後に去年一番にシオヤが発生した水路を羽化殻散策しながら歩き、まだ無いことを確認したのち帰路につきました、、、
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この記事に対するコメント
カンアオイとギフチョウ
Takaさん、おはようございます(*^_^*)
カンアオイの花、この角度から撮影するとちょうどラフレシアみたいですね
(*^。^*)
ウマノスズクサ(特にオオウマノスズクサ)の花はパイプみたいだし・・・・どうもこの仲間の花は不思議な形態のものが多くて、見つけると得したような気がします(*^_^*)
実はこのあたりもイズカンアオイ(ないしシモダカンアオイ)という固有種が存在するのですが、何故かそれを食草とするギフチョウは見かけません。
標高が低すぎるのかも・・・。
Re: カンアオイとギフチョウ
Yacchanさん お早うございます(^_^〉/
以前ムカシトンボの産地を散策中に蝶屋の方とお話しする機会があり、どうやらその方は産卵されたギフチョウの卵を見に来たとのこと・・
写真でも長野県白馬村の高標高地でミヤマアオイに産卵する姿などを撮影されてる方も・・・
ギフチョウは“人の手が適度に入った里山(つまり丘陵地?)環境”ってよく生息環境が紹介されたりしていますが、明らかに高地適応型の蝶ですよね(^^;)
キアゲハのように海抜0メートル~2千メートル級の高山地帯まで適応する力はないので、やっぱり標高が低いせいなのかなぁ・・・。
ただ半島という環境も何か影響してそうですね(^^)
また固有種についても、こちらもナンカンアオイ、ミヤコアオイ、サンインカンアオイ、フタバアオイ(サイシン系はヒメギフなので除外)ぐらだったかな?(間違ってたらゴメンなさい、、)があったと思うのですが、イズカンアオイ等ほか約50種・・・
植物も好きなので地道に勉強してはいるのですが・・・昆虫以上に複雑で紛らわしくまだまだ先が長いです、、、
ま、色々趣味の触手を出し過ぎな気もしますが(苦笑)
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